[08月05日(火曜)] 石川県商店街振興組合連合会の勉強会2003
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今回の講師は、石川県産業創出支援機構の金平勲氏を迎えてのこと
「情報流通と商品流通」と題して、流通手段の歴史と現在についてわかりやすい話を聞かせてもらいました。
グーテンベルクによる印刷機が発端となった第一次産業革命、
ワットの蒸気機関車が発端となった第二次産業革命、
でも、IT革命といわれる第三次産業革命は、今始まったばかり
そして、これまでの産業革命が百年単位の緩やかなものだったのに対して、今回の革命は数年単位というスピードで進んでいる
しかも、このデジタル革命は始まったばかりであり、これから歴史を画する巨大なパラダイムが起こってくるはず
そんな意味では、第三次産業革命とは、「超」産業革命というべきもの
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新たな21世紀を迎えた私たちには、三つの逆転が発生している
oテレビ出荷量とパソコン出荷量が逆転
o音声通信とデータ通信のトラヒックが逆転
o固定電話と携帯電話の数が逆転
それによって、就労形態が必ずしも会社へ行かなくなる在宅勤務などへ変化し始めている
コンピュータネットワークを使った商取引が始まり出している
オンラインショップが普及し出している
インターネットビジネスモデルが多様化し出している
目が回るような話の中で、おやっと思ったのは、いつの間にか団塊の世代を中心としたシニアマーケットが注目され出している事実
といったように、時代背景を踏まえた流通のあり方に、息も継がせぬ話が続きました。
講演終了後の質疑応答が、刺激を受けたためか、一時間も続くといった実りある一時でした。