[04月20日(日曜)] 旧大聖寺藩・時鐘堂の完成式典
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昨年11月の大聖寺での「まちづくりシンポジウムin加賀」の縁で
旧大聖寺藩・時鐘堂の完成式典に招待されました。
かつて、大聖寺藩の二代目藩主前田利明が、寛文七年(1667)人々のために作ったもので
時刻を知らせるとともに、木戸や町会所の開閉時刻をも教えるものだったという
何回かの火災にあったりして、その都度再建されて来たものの
昭和9年の火災の後は再建されず、わずかに残った鐘も戦時供出で取られてしまっていたのです。
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地元の「NPO法人歴町センター大聖寺」のメンバーがこうした状況に対して立上り
ボランティアの輪を中心に、今回の再建作業が始まり、完成にこぎ着けたのです。
尾張町も、石川県のまちづくりセンターを通じて、町作りで交流があったので招待されました。
当時を凌ぐ時鐘堂に魂を入れるべく、白峰から運んだ雪を氷室(ひむろ)詰めする作業には、
ほとんど全員が交代で参加し、雨の中、30分強で時鐘堂は生き返りました。
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隣接する大聖寺地区センターに会場を移し
制作業者への感謝状、加賀市長の挨拶などがあり
参加者全員で、完成を祝う拍手が何度も起こりました。
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再度会場を時鐘堂に戻し、
参加者の代表が、鐘の突き初めをしました。
史実にのっとり、六回の鐘を突くのに、二人ずつ合計12人が協力し、
尾張町も四回目に鐘突きに、栄誉ある参加をさせて頂きました。
大聖寺の皆さん、今後とも街創りでは宜しくお願いします。