• [12月02日(月曜)]
  • 石川県商店街振興組合連合会の勉強会2002
  • 師走の月を迎え、今一度、気持ちを引き締めるために
    今年度の石川県商店街振興組合連合会の勉強会を開催しました
    講師には、永山孝一氏(金沢建築とまちづくり研究所会長)を迎え
    「尾張町・あきないと生活環境の再生......人間都市・金沢の復興へ」と題して
    建築家の目から見た、素直な話を聞かせてもらいました

    講師本人が、この界隈で育った経緯も有り、また機会があれば尾張町界隈に事務所を移転したいと思っているだけに
    参考資料を追いかけるだけで目移りがするほどであり
    感覚的にとらえていた尾張町の姿を整然と見せてもらう良い場となりました

    話の内容も
    失われた人間的な居住環境→裏通りの復権・伝統工芸の現代的再生
    21世紀の金沢・コンパクトな人間都市→持続性のある人の住むまちへ
    21世紀の金沢・コンパクトな人間都市→持続性のある人の住むまちへ
    地方都市金沢の再生→原動力は市民の発意から
    と、ヒューマンな事柄に向き
    講師も聞いている私たちも熱の入った勉強会となりました

    決めは、講師の弟さんが描かれた尾張町界隈の鳥瞰図でした
    戦災に合わなかったこと、戦後の再開発に立ち後れたために無機的な近代化にさらされなかったこと
    この二度の破壊に合わずに、色濃く歴史と伝統を残している尾張町こそ
    もしかしたら、金沢の中心となって「現代のルネッサンス」を立上げる地域でないだろうか
    と、話を聞きながらワクワクして来たのは私だけでしょうか