• [02月16日(金曜)]
  • 中央会・異業種交流研修会への講師
  • 石川県内のいろんな業種の方々が集まっての研修会の席上での話でした。
    それぞれの業種、協同組合などの中ではしっかりとした実績を持たれている方々、
    情報処理の技術的なことに関しても、それなりの成果を上げているはず、
    そんな予備知識と実績のある方々に対してこそ、
    尾張町の実績報告を聞いてもらいたいと感じさせられました。

    まず、先般来の北陸総合通信局のIT推進委員会に参加して感じたこととして
    グローバルな情報社会に関する沖縄憲章における
    ITの正式な言葉がInformation and Communication Technologyであること
    今日の会合のように、まさに人と人の交流の手段を変えただけのものがITであるとすれば、
    私たちは時代とともに移り変わる手段に迷わされることはなく、
    自分の確固たる情報発信の姿勢を持つことこそが大事なのではないでしょうか。

    尾張町は自分の街の歴史と文化を「商い文化」という形で表現する手段の一つとして、
    インターネットを活用し、
    どうせやるなら徹底してということで、
    無線による商店街内のLANを始め、
    さらにモバイル携帯電話へのホームページ発信をしているけれど、
    それはコンピューターに振り回されるだけでなく、コンピューターとは一つの表現手段であると認識し、
    次の時代の「コンピューターを使うことを意識させない」世界の到来を見ているからであり、
    その時には、ITも別の表現になっているかもしれないし、
    モバイル携帯電話に変わるものが登場しているかもしれない。
    でも、変わらないものは、私たちのアナログ的に継続する時代を超えた「こころ粋」ではないでしょうか。
    デジタルとは0と1で表わされる不連続のものを、連続しているかのように限りなく0と1の間を埋めて行くものの、絶対に連続にならないものであり、
    アナログは0と1の間の中間のものまで(ここがアナログの本質だと思います)を含むだけに若干明確さに欠くものの、連続性をその根本に持つものです。
    知識がコンピューター的なデジタルとすれば、
    知恵は人間的なアナログではないでしょうか。
    でも、最近はコンピューターに知識データを任せっきりにし過ぎているきらいがあるので
    いざ、人間が総合的判断のために知恵を活用させるときに、人の中に蓄積された生きた知識が不足しがちな危機感を持っています。
    ちょっと生意気な話で、失礼しました。